10-49ミュラー提督筆おろし大作戦 完結編 その1

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10-49ミュラー提督筆おろし大作戦 完結編 その1

バイエルライン「あぁ!やはりこちらにおいででしたか!諸提督方も。」

ミッターマイヤー「何だ?バイエルライン?」

バ「一世一代の大スクープです!」

ミ「また、下らぬゴシップの類ではあるまいなぁ?」

バ「なんと、陛下がついにお后をお迎えになるという決断をなされました!」

諸提督「おぉ!」

ミ「真か?慶事故に、もし誤りがあろうとも、罰せられることはないだろうが・・・・・・・・」

バ「今や宮中は、上を下への大騒ぎと言うことです。
  宮内省におります幼なじみに聞いたこと故、よもや間違いはございません!」

ミ「して、お相手は・・・・・・・・」

ロイエンタール「野暮なことを・・・・・・・・」

ミ「そうだな。あの方しか居るまい。」

バ「昨日、両手一杯のバラの花を抱えて、先方を訪れたそうです。
 が、先方にとってもあまりに突然なこと故、引き取られたとか。
 もちろんバラの花は、赤色だったそうで。
 どなたかのように黄色いバラではなかったそうです。」

ロ「ククククク!」

ミ「やかましいわ!バイエルラインよ。
 いくら慶事とはいえ、公式な発表があるまでは、単なる噂話に過ぎぬ。
 ほかの誰かにこのことを話したか?」

バ「まず閣下へと思い。」

ミ「だったらよい。公式発表があるまでこのことは、お口チャック!」

バ「(お口チャック)ハッ!では、小官はこれにて!」

諸提督(ジロリ)

ミュラー「何か?小官が?」

ビッテンフェルト「鉄壁のミュラー。破れたり!」

ミュラー「何故に、小官が!」

ビ「もはや、あの手は使えんぞ!
 このような、急転直下の展開。何があったかは、明白である。
 陛下のご性格を鑑みるに、することをしたから、それに対して責任をお持ちだと小官は観る。」

諸提督「ウム」

ビ「もはや卿の鉄壁は崩れ去ったのだ!ガハハハハ!」

メックリンガー「壁を破られるは、おなごの方では無かろうか?」

ミッターマイヤー「上品な口ぶりで、下品なことを言うではないぞ。」

アイゼナッハ「チェックメイト!」

ビ「卿はそれしかしゃべれんのか!
  こうなれば、作戦を再度発令しようぞ!」

諸提督「おお!」

ミュ「致し方あるまい。小官も腹をくくるときが来たか・・・・・・・・
  ただし!条件がある!」

ビ「何だ?」

ミュ「卿を案内人とするは、断固断る!
   かの店は小官の趣味に合いそうにない。
   他の方を希望する!」

ロイエンタール「ケスラーが居ればなぁ。こんな時に適任であろう。」

ミ「おいおい。確かに若いおなごは彼の専任ではあろうが・・・・・・・・」
 それに娼館に憲兵総監が乗り込んでみろ。パニックを引き起こすだけだぞ!」

ロ「いや、失礼。小官たる物そこまでは考えなかった。」

ミュ「小官はどちらかと言えば、年上の癒し系がいい。

ア「(パチン)」

諸提督(指先を凝視)

ミ「ワーレン?ルッツ?」

ワーレン「(手袋を取って)小官はこのゴールドフィンガーで、名が通りすぎている。
      今回の案内役には不向きであろう。」

ロ「その義手は・・・・・・・・!」

ミ「となると、ルッツ提督。卿しか居なさそうだな!引き受けてはもらえまいか?」

ルッツ「安んじてお任せあれ!」   ワーレンの義手はその指一本一本に細工がされている。
   ストレートな張り方。イボ尽き張り方。バイブレータ。回転式イボ型バイブレータ。
   螺旋付き張り方と。
   親指だけは、なぜかノーマルな型になっている。

   昼の覇者、ラインハルトと、夜の覇者ワーレンと、新帝国初期においては言われたものである。

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