10-34イゼルローンへの贈り物

10-34イゼルローンへの贈り物のページを説明

新着記事一覧

10-34イゼルローンへの贈り物



チュン総参本部長「3人とも遠いとこご苦労だった、」

ムライ「ところで総参本部長閣下、なぜ我々3人を?」

チュ「いやね、あるものをヤンのところへ届けてもらいたいのだよ。
   これがその譲渡証明書と目録だ。」

ム「なになに。

  『食パン 10万斤
  メロンパン・ジャムパン 各30万個
  あんぱん・うぐいすぱん 各8千個
  ・・・・・・・・
  別紙目録の通り、ヤン元帥にこれを譲渡するものとする。

  自由惑星同盟軍 司令部』

  何ですかこれは?」

チュ「ヤンのところも人数が増えて、キャゼルヌあたりが苦労してるのではないかと思ってね。」

フィッシャー「ところでなぜ、あんぱん・うぐいすぱんだけこのように少ないのですかな?」

チュ「食パンは、汎用性が高い。
   メロンパン・ジャムパンは、菓子パンの王道。
   しかし、あんぱん・うぐいすぱんは、私やムライ中将のような、地球時代で言う
   東洋系の人間以外の口に合うとは限らんからさ。
   ほかに質問は無いかね。」

ム「閣下のおっしゃっていることはもっともですし、任務の内容も分かりました。
  しかしなぜ、わざわざ譲渡証明書などと言う、このように大げさなものを?」

チュ「解らんかね?」

ム「??????」

チュ「むろん、ジョークだよ!」

フィ「私はこの任務、引き受けますよ。」

チュ「おぅ!行ってくれるかね。フィッシャー提督。」

フィ「お二方も、迷うことはないでしょう。
   一緒に行こうではありませんか。」

ム「仕方がありませんな。
  総参謀本部長閣下と提督にそこまで言われては。
  小官らも、引き受けさせていただきます。」

チュ「よろしく頼むよ。」

・・・・・・・・

パトリチェフ「チュン総参謀本部長閣下って、本当にパン屋だったんですね。」

ム「あぁ。どうせこの戦乱のための不況で、売れ残った在庫を処分するつもりだろう。
  セコイ総参謀本部長閣下だ。」



スポンサードリンク

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。