07-02 わが征くは星の政界(その2萌芽編) もしも同盟に生まれていたら

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07-02 わが征くは星の政界(その2萌芽編) もしも同盟に生まれていたら

アンネローゼが学級会で反体制的な発言を。
それを元に執拗ないじめを受ける。
更にそのいじめの首謀者が、トリューニヒト派の高級官僚の娘。
娘の話を何を勘違いしたか、出世の足がかりと思い込み、憂国騎士団を使って下校途中のアンネローゼを襲わせる。

病院に収容されたアンネローゼ。
キルヒアイスと遊んでいたラインハルトの下へ、アンネローゼ交通事故に遭い重体との報が。
病院に駆けつけた二人は、生命維持装置に繋がれベッドの上に横たわったアンネローゼの姿が。
毎日のように見舞う二人。
そんな折に、実は高級官僚の出世欲に端を発した事件であることが、マスコミに発覚しそうになる。
それを知ったトリューニヒトは、マスコミを封じ、同時にミューゼル家に人を送る。

殺しはしないが、スキャンダルになるのを防ぐため、精神科の隔離病棟へ移すことを、多額の金額を持って、父から念書を取る。

いつもの通り見舞いに行った二人は、もぬけの空となった病室を目の当たりにする。
病院関係者に尋ねても、誰からも納得いく説明は受けられない。

悔しさの中、二人は家へと駆け戻る。
父なら何か知っているのではないかと。

家に入ったラインハルトは、大金が入った袋を前に酔いつぶれた父の姿を見る。
父を問い詰め、すべての事実を知ることとなる。

そして、腐敗した政治家どもを払拭し「真の民主共和政体」を取り戻す事を誓うのであった。

その数年後、某役所の最年少課長となったラインハルトの姿が。
もちろんその隣は、課長補佐としてのジークが!
ある日いつもどおり帰りの一杯に寄った焼き鳥屋のカウンターに二人の姿が。
声を潜めてラインハルトが

ラ:「なぁ、ジーク俺は政界をこの手に収めることができると思うか?」
ジーク:「あのトリューニヒトですらできたことが、何で君にできないはずがあろうか」
ラ:「ならば俺に着いて来い。二人で政界を手に入れるんだ。そして姉さんをあの牢獄のような病院から救い出すんだ。」
ジーク:「OKラインハルト。僕は最後まで君についていく。」

そして二人は翌日、辞表を提出。
安穏とした生活が保障されたエリート役人の地位を捨て、次回の議会選挙へ向けて着々と取り掛かるのであった。

(注:民主社会のため、二人に主従関係はなく、ジークは親友として当然のようにタメ口をきいているのである)



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