10-12ハイネセン動乱 第2章 予兆(その3)

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10-12ハイネセン動乱 第2章 予兆(その3)



フレデリカ「フレディ・キ~~ック!フレディ・パ~~~ンチ!」

帝国監視兵 「ウゲッ!」 「ゲボッ!」

フ「雑魚ども!束になってかかっていらっしゃい!」

帝「女と思って甘く見ればぁ~~~!」

フ「フレディ・ギャラクティカ・マグナム!」

帝「ウッシェ~~~!」 「ドッヒャ~~~!」

(ガシャ)

ラッツェル「止せ。相手は丸腰の民間人の女性だぞ。
       それに対して武器を使うなど、帝国軍人の名折れ!
       決して武器は使ってはならぬ!」

ヤン「ありがとう。大佐。」

ラ「武人として当然のこと。」

ヤ「さて、そろそろかな?」

ラ「そろそろって・・・・・・・・?
  嘘だろう?一個小隊がたった1分足らずで・・・・・・・・」

ヤ「フレデリカ?どうだい、少しは気が収まったかい?」

フ「フゥ~~~~~~!
  はい。あなた。ちょっとは気が晴れましたわ!」

ヤ「うん!だったら、少し休んで、夕食の支度でもしてくれるかな?」

フ「はい。あなた!」

ヤ「今日はなにかな?楽しみだ!」

ラ「な・な・何者なんですか?奥様は?」

ヤ「あぁ!貴官とは敵だったからご存じないのは当然だろう。
  私の艦隊、いや元艦隊はね、圧倒的な女性上位の艦隊だったのだよ。」

ラ「確かあの艦隊には、ローゼンリッター連隊もおりましたよね!
  まさか、その名の通りすべて女性だったとか・・・・・・・・?」

ヤ「いやぁ、そんなことはないさ。あの連隊は皆男だよ。
  でもそうさねぇ。ローゼンリッターのエース級二人でかかって、
  やっと彼女と五分といったところかな?

  タイマン張って、彼女に勝てるとしたら、たった一人しか私には思い浮かばんなぁ。」

ラ「やはりローゼンリッター連隊長ですか?」

ヤ「まぁ、多分そこそこの勝負にはなるだろうな!
  貴官、人の話を聞いていなかったのかい?」

ラ「いえっ?」

ヤ「キャゼルヌ統合参謀長閣下夫人さ。
  ウチのも、夫人の一番弟子ではあるが、所詮は内弟子に過ぎないのさ。」



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