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10-05 ハイネセン動乱 第1章 ヤン家の食卓(その2)
キャゼルヌ「と、まぁそんなわけで、ヤン夫妻の生活指導を兼ねて、ホームパーティを開こうと思ってな。
貴官たちにも是非出席してほしいのだ。」
ポプラン「ホームパーティって乱・・・・・・・・ングング」
ユリアン「中佐。ここでは下ネタ禁止です。」
シェーンコップ「我々はただ何気に出席すればよいのだな?」
キャ「そういうことだ。ただこれは、艦隊の命運がかかっていることだけは忘れんでくれ。」
(後日、キャゼルヌ官舎)
ヤ「お招きありがとうございます。
今日は、ちゃんと先輩の好物を持ってきましたよ。」
フ「わざわざ奥様が、お料理も教えてくださるなんて、恐縮です。」
キ「なぁに、そんな恐縮することもないさ。
何せ、艦隊の命運がかかっているのだから。」
フ「エッ?」
キ「いや、何でもない。
さ、遠慮せずに入ってくれ。
すでに先客もいる。
夫人は、キッチンの方へ。
鬼軍曹が準備万端整えて、お待ちかねだ。」
ユ「じゃぁ、僕もキッチンの方へ。」
キ「待て。ユリアン。ってまあいいか、その方が自然だからな。
後は、向こうで何とかしてくれるだろう。」
シャ「ユリアンお兄ちゃま。私たちと一緒にお皿並べるのを手伝って!」
ユ「わかったよ。シャルロット。」
キ「おぉ。やったぞ!
ヤン夫人とユリアンの分断に成功した。
さすがは我が娘。
ゆくゆくは総参謀長閣下だな!」
シェ[だったら、もっともっと大切にしてあげるんですな。
その時に、あごでコキ使われんように。」
ポ「そんなこと、閣下が言えるようなお立場でしょうかねぇ?」
アッテンボロー「そうそう。親不孝ならぬ、娘不幸の代名詞が!」
パトリチェフ「まぁまぁ、皆さんここは楽しくやろうではありませんか!
本日の主役は、両閣下のご婦人方。
我々脇役は、もっともらしく酒でも飲んで、楽しく談笑しようではありませんか。
ユリアン君。済まないがご婦人方に聞いて、料理に使わなくて、
人が飲める酒があったら、何本か持ってきてくれんかね。」
シェ「貴官は控えろよ。マシュンゴ。
艦隊主催のパーティではないんだから。
酒の量も限られている。」
ポ「そうそう。おまえさんときた日には、象に飲ませるようなものだからな!」
マシュンゴ「そんな。閣下。中佐!」
シェ「おまえさんの決めゼリフは?」
マ「・・・・・・・・人は運命には逆らえませんから(ショボン)」
シェ「解っていれば結構。」
その3へ続く
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